Jump to menu Jump to content
Paasitorni Hotel
© Guenter Standl, Marko Huttunen

レース編みのようなレンガの外壁

フィンランドの Paasitorni Hotel & Conference Centre は、元々は労働組合で使われていた建物を増改築した施設です。現在は繊細なレース編みのようなレンガの外壁に覆われた、意外性のある外観になっています。

異なる年代の建築物で構成された施設を増築する場合、複数の様式が混ざり合ったデザインになる可能性がありますが、増築によって歴史的建築物を覆い隠すことなく、歴史の文脈を巧みに表現するという方法もあります。

平滑な花崗岩の外壁を持つこの建築物は 1908 年に完成したもので、現在は中庭を囲んで緩やかにカーブする U 字型の棟が増築されています。通りからは、細部が少し変わっただけにしか見えません。

Paasitorni Hotel
© Guenter Standl, Marko Huttunen
Paasitorni Hotel
© Guenter Standl, Marko Huttunen

光と編み模様の効果

中庭の奥に入ってはじめて、はっきりとした変化を確認できます。「光の池」とでも言うべき大型の天窓が敷地の歩道に埋め込まれ、地下のカンファレンス ルーム正面のホールに自然の光を送り込んでいます。この増築部分のファサードには、Wienerberger が特注で生産したアイボリー カラーの陶製レンガが使用されています。巨大なレース編みのようなこのレンガ壁が窓やバルコニーを覆い、都心部のホテルらしい個性的な外観を生み出しています。この透かし細工のようなファサードが建物自体の外壁の外でフィルターのような役割を果たし、変化のある光を室内に導きます。夜間には、室内の光がランタンのように外にこぼれます。「レース編み」のレンガのファサードにはところどころに開口部があり、ロッジアのような空間になっています。特徴的な穴が空いたこのアイボリー カラーの有孔レンガは、このファサード専用に受注生産されました。両側にある楕円形の穴に鉄筋を通すことで、レンガを連結し、壁全体の強度を高めることができます。周囲の建物のほとんどもレンガ造りです。「感覚的にわかりました。このレンガは、新たな増築部分に最適な耐久性を持つ、優れた建材でした」と建築家は話しています。「周囲の建物になじむように、色と質感を選びました」

詳細情報
  • プロジェクト名
    Paasitorni Hotel & Conference Centre (フィンランド、ヘルシンキ)
  • 建築家
    K2S Architects (ヘルシンキ)
  • 使用製品

    Tuohi Retro (特注レンガ)

Paasitorni Hotel

ファサード

Terca Tuohi Retro (特注レンガ)