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Zac de Lilas, Paris

都会のジャングルで異彩を放つ

Chartier Dalix と Avenier & Cornejo Architectes の若手建築家が設計したパリの Zac des Lilas を見れば、公営住宅には大きな可能性があることがわかります。遠くからでもよく目立つこの建物は、外壁にハンドメイド化粧レンガが張られ、風力発電機が備え付けられています。強烈な印象を与える建築物の好例と言えるでしょう。

この Zac des Lilas が位置するパリ郊外は、Périphérique と呼ばれる環状道路によって都心部から隔てられています。こうした大都市は変化が激しく、常に地図が更新されていきます。このプロジェクトには、そのような都市計画に対応するという難しさがありました。クライアントの Régie Immobilière de la Ville de Paris (RIVP) は、フランスの公営住宅供給公社です。主要都市で公営住宅の建設を推進しており、建設に関しては厳格な仕様を定めています。この住宅には、移住者や若年労働者向けの 240 世帯分の住戸と、メディア ライブラリー、ジム、共用キッチン、66 人の子供を預かる託児所などの共有施設があります。

Zac de Lilas, Paris
Zac de Lilas, Paris

完璧な外観

均質な灰色の外壁が建物全体を覆っています。この外壁は Wienerberger のハンドメイド化粧レンガで作られており、ファサードを多種多様な色合いの灰色で彩っています。このレンガは耐久性に優れ、洗浄も簡単です。官能的なベロアに似た、ざらざらとして、かすかな光沢があるレンガの特徴を強調するために、ファサードの縦方向と横方向の目地に銅を張りました。これによって、暗色のレンガが際立っています。

Zac de Lilas, Paris

風力発電

屋上に 2 台の風力発電機が設置されています。ヨーロッパの都市部では、風力発電はまだ実験段階です。Zac des Lilas の敷地に流れる風を利用して発電し、建物にエネルギーを供給しています。日中は 2 台の風力発電機が託児所に電力を送り、夜間は最上層の 2 フロアにある移住者向け住戸と、若年労働者向け住戸に電力を供給します。すべての住戸が 6 階層に分けて配置されています。Chartier Dalix とAvenier & Cornejo Architectes は、消費電力を 25 kWh/m と見積もっています。その 30% を太陽光パネルによって賄っています。Zac des Lilas は、機能性と気品、美しさが融合した建物です。大きな価値があることは明白でしょう。

詳細情報
  • プロジェクト名
    Zac des Lilas (フランス、パリ)
  • 建築家
    Avenier & Cornejo Architectes、Chartier Dalix Architectes associés
  • 使用製品

    Terca Hectic (減色)

Zac de Lilas, Paris

ファサード

Terca Hectic (減色)