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© Ruud Peijnenburg

高層住宅

オランダのアッセンの中心市街地に、住宅と商業施設を組み合わせた大型複合ビルが建設されました。このビルには、商業施設の上にそびえる住宅棟の外観から 「De Citadel (城塞)」という名前が付けられています。中心市街地の建物は低層であるため、景観に悪影響を及ぼしかねず、建築デザイン上の課題となっていました。Ritzen Architects では、「De Colonnade」と名付けた住宅棟の屋根と外壁に陶製タイルを貼り付けることで、この課題を大胆に解決しました。

「アッセンの中心市街地でこの再開発事業が行われた最大の目的は、商店の数を増やすことにありました」Stefan Ritzen 氏はこのように語っています。「新しいビルの店舗面積は数千平方メートルにおよび、広大な地下駐車場も用意されています」この計画は、高くそびえる住宅棟の外観から De Citadel (城塞) という名前が付けられました。歴史的にも、商工業者や貴族は同じように高い城塞の上に住み、街を見渡す景観を楽しんでいました。

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スケールの飛躍

「De Citadel は大規模なプロジェクトです」Ritzen 氏は続けます。「中心市街地の街並みとスケールが大きく異なるため、さまざまなレベルで注意深く統一を図る必要がありました。私たちが最初に取り組んだのは、アッセンの中心市街地にふさわしい都市的スケールを特定することでした。私たちは住宅を最優先し、地盤面から住宅棟に出入りできるようにしました」次に、道路と広場が駐車場の屋根の上に計画されました。「道路面は中心市街地の地面よりも上にありますが、高低差を意味づけるほどの高さはありません。住宅棟である De Colonnade が、高くなった新市街へのスケールの飛躍を象徴しているのです」

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屋根と外壁の陶製タイル

「高さのアクセントとなる De Colonnade には、強い印象を与えることが求められました。そのため、列柱を備えたインパクトのある外観が選ばれたのです」列柱は、透明性を確保しながら印象に残る外観を生み出すために採用されました。その一方で、これが住宅であることを外観から示すために、建物の外壁は陶製タイルで覆われています。

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伝統とモダン

地盤面から出入りできる一部の住宅の外壁もタイルで仕上げられています。「街並みに変化を付けるために、住宅の外壁は 2 種類用意されました。ただ同時に、素材の種類は最小限に抑えたいと考えていました。この再開発地域が複雑な中心市街地の街並みと溶け合うように、さまざまな取り組みがなされています。部分的に、陶製の屋根瓦を外壁にまで貼り付けています」「これは非常に伝統的なデザインを使ったプロジェクトです」Ritzen 氏はそう結論しました。

「周辺の街並みのスケールや素材と調和しつつも、個性的でモダンな外観とディテールを備えています。陶製の屋根瓦は、このデザインに最適な素材なのです」

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詳細情報
  • プロジェクト名
    De Colonnade (オランダ、アッセン)
  • 建築家
    Ritzen Architecten, Maastricht
  • クライアント
    アッセン市
  • 使用製品

    Koramic Datura (青灰色、グレイズ加工)

  • 竣工年
    2014
Koramic Datura slate glazed

屋根材

Koramic Datura (青灰色、エンゴーベ加工)