マルティニークの自然の歴史を語る上で、ピンチョン神父は欠かせない存在です (1913–1980).ピンチョン神父は、Père du Saint-Esprit コミュニティのメンバーでした。フォール=ド=フランスの神学校で自然科学の教授を務めるかたわら、パリの国立自然史博物館の通信員を務め、マルティニーク島の歴史、植物、動物の調査にその生涯を捧げました。

ここにしかないコレクションを収蔵
ピンチョン神父は、公開授業や非公開授業で使用した多数の書籍に加え、ここにしかない膨大な数の考古学、植物学、鳥類学、昆虫学のコレクション (10,000 点近くの標本を含む) を遺しました。ピンチョン神父の追悼とコレクションの保護を目的として、美術館の建設が決定されました。この美術館はマルティニークの地域資料館と連結されており、一般の人も気軽にピンチョン神父の遺産を目にすることができます。


粘土瓦が理想的な屋根材に
この美術館は、フォール=ド=フランスに建てられた伝統的なマルティニーク様式の建築物です。マルティニークでは、記念碑的な建築物の外壁には伝統的に素焼きのタイルが使われてきました。このプロジェクトを手がけた建築家である Alain Grainville 氏は、地域の伝統に現代的な建築様式を組み合わせることを狙いました。そこで、ランテンヌ=ヴェルティエールにある Wienerberger のフランス工場で生産された Actua multiblend インターロッキング瓦を採用しました。デザイン上の意図に加えて、熱帯性低気圧の暴風雨に耐える必要があったことからも、Actua 平板瓦が最適な選択肢となりました。1,000 平方メートルを超える範囲を覆うために、約 16,000 枚の屋根瓦が使用されました。

詳細情報
-
プロジェクト名Musée du Père Pinchon (フランス、マルティニーク)
-
建築家Alain Grainville; Roofer: Angel Construction Bois
-
クライアントマルティニーク海外県
-
使用製品
Koramic Actua multiblend
-
竣工年2014