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© Mathieu Ducros

空と海の間に

フランス、ダンケルクのグラン ラージ地区にあるこの集合住宅の外壁は、Argelite タイルで仕上げられています。Babel エージェンシーの建築家は、実用的かつ詩的なビジョンを描き、形にしました。この集合住宅は環境負荷が厳しく、予算やデザイン上の制約もありましたが、建築家は独特のセラミック タイルを使うことで、独創的なアイデアに命を吹き込みました。

ダンケルクのグラン ラージ地区の集合住宅には、海洋性の気候 (強風、塩分、湿気) に耐えるために、断熱性や耐久性に優れた素材を使用する必要がありました。過酷な環境に耐え、優れた断熱性を持つ素材として、自然に候補に挙がったのが陶製タイルでした。加えて、建築家は多彩な色を選べることを求めていました。その結果、「優れた性能と低価格を完璧に両立した製品」として、Argelite が採用されました。Argelite は施工しやすいシングルスキン製品であり、長手方向を横にしたパターンに適しています。

© Mathieu Ducros
© Mathieu Ducros

北海から着想を得た配色

このプロジェクトは、パートナー建築家の Nicolas Michelin 氏が設計を手掛けたグラン ラージ地区の大規模プロジェクトに調和させる必要がありましたが、この集合住宅では 2 つに分割した外壁を海から押し寄せる 2 つの波に見立てることで、アムステルダムの家々に敬意を表したデザインを実現しました。外壁タイルの配色が、オパール海岸を思わせる変化する色彩のアルペジオを生み出しています。空と海を灰色と茶色のパターンで表現し、波と雲を白いタイルで表現しています。また、日光を反射するタイルは日なたで光る水たまりを思わせます。これによって、「平らな国」オランダにほど近いダンケルクにいることを思い起こさせる印象を与えています。

© Mathieu Ducros

住みやすさを追求した建築

Babel のパートナー建築家の 1 人である Michel Seban 氏は、「建築は、その居住者に適したものであることが大前提です。そのうえで、居住者の暮らしをシンプルにしたり、美しく彩ったりするための合理的な選択肢も必要です」と語ります。たとえば、ダンケルクの集合住宅の 1 階部分を住居にしていない理由を、同氏は「自分でもここには住みたくないから」と説明しています。しかし、同氏はこの空間によって「詩的な印象」を与えようとしたのだと、芸術家のように語りました。要するに Michel Seban 氏が目指しているのは、人がその前に立ったときに「頭の中にストーリーが浮かび上がり」、イマジネーションを投影できる建築なのです。

© Mathieu Ducros
詳細情報
  • プロジェクト名
    集合住宅 (フランス、ダンケルクのグラン ラージ)
  • 建築家
    Babel (Michel Seban、Elisabeth Douillet、Bernard Mauplot)
  • クライアント
    Nacarat / Beci
  • 使用製品

    さまざまな色の Argeton Argelite

  • 竣工年
    2015
Argeton Argelite different colors

ファサード システム

さまざまな色の Argeton Argelite