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外壁と舗装を一体化

ベルギーのアントワープを拠点とする hk architecten の建築家カップル、Hans Weemaes 氏と Karin Janssens 氏は、長年にわたって個性豊かな個人住宅の設計に取り組んでいます。また、リノベーションと新築のどちらのプロジェクトでも、インテリアとエクステリア、家とその周辺環境、生活と仕事と娯楽をバランスよく調和させることを目標としています。また、家具や庭園の設計も手がけており、庭園のテラスと舗装にはレンガや陶製タイルを好んで使用しています。

ブレヒトにある戸建て住宅の設計にあたって、両氏は理想とする建築を思うままに追求できました。そして完成したのは、シンプルながらも目を引く住宅です。庭園の舗装と建物の外壁に、まったく同じ外観のセラミック素材を採用することで、重厚な立方体をシームレスにつなぎつつ、遊び心も感じさせています。

一体感のある外観と優れたプライバシー

Hans Weemaes 氏: 「この住宅は、特に重厚で一体感のある外観にしたいと考えていました。そのことから、南側の建物正面は比較的閉じたデザインとなりました。建物正面のプライバシーは、レンガを使った穴あき壁を前面に配置することで、さらに強められています。この穴あき壁は、2 階のガラス窓の前に少し距離を空けて配置されています。これにより、窓の前に細長い中庭スペースを生み出しました。2 階のガラス窓の中にあるクライアントの書斎には、穴あき壁を透過した日光が差し込みますが、外からの視線は遮られます。一方、正面以外の 3 方向については、光を最大限に取り入れられるように大きな窓を使ったデザインにしました」

重厚な外観に遊び心を加える

壁に空いた規則的な穴が美しさと遊び心のあるリズミカルなパターンを生み出し、レンガと目地の色合いとも完璧に調和しています。当初、外壁にはレンガを接着剤で貼り付ける工法が使われる予定でしたが、クライアントが反対したため、最終的には黒色のモルタルを使った伝統工法が採用されました。水平方向の接合部が削り取られており、ランダムなパターンとあいまって水平方向の直線パターンに微妙な相互作用が生まれています。

Hans Weemaes 氏: 「外壁の建材には、Forum Ombra レンガを選びました。庭については、建物の一体感を強調するために、色、構成、外観の点で完璧に調和する舗装材を探していました。採用したのは、このレンガと外観が非常に似ている Terca Crea Nero という製品です。舗装材を建物の化粧レンガ壁と同じようにランダムなパターンに配置することで、デザインの一体感を確保することができました」

歩道と外壁を一体化

レンガ舗装材で作られた歩道が道路から建物へと伸びています。この歩道に沿って白玉砂利が敷かれ、その向こうに植栽が施されています。住居に近い歩道は一段高く作られており、そこから一段低い玄関に通じています。

詳細情報
  • プロジェクト名
    戸建て住宅 (ベルギー、ブレヒト)
  • 建築家
    hk architecten
  • クライアント
    個人
  • 使用製品

    Terca Arte Nero、Penter Forum Ombra

  • 竣工年
    2010
Terca Nero

ファサード

Terca Arte Nero