この集合住宅の敷地は、61 ヘクタールの広大な湖がある玉淵潭公園、釣魚台国賓館、阜成通りなどの人気スポットにほど近く、まさに理想的な環境です。プロジェクトの建築面積は 16,000 平方メートル、総敷地面積は 43,000 平方メートルです。周辺部の既存の樹木は保護され、さらに植樹が実施されました。集合住宅が占める面積は全体のわずか 30% で、公園と樹木が 50% を占め、残りはインフラに使用されています。住宅の内装には厳選された最高級のインテリア デザインが施され、24 時間対応のサービスによって住民の要望に即座に対応できるようになっています。

豊かな伝統と最新技術の融合
プロジェクトを通底するコンセプトは伝統の継承と最新技術の融合と語るのは、建築家の Yunfei Fang 氏です。中国の伝統文化と歴史を意識しながら、最新のエネルギー基準を導入し、環境への配慮も欠かしません。その結果、天然原料から作られた持続可能な外装用建材として最初に選ばれたのが、レンガでした。

レンガによって建築物の性能を向上
タワー棟の外壁は、特に高層集合住宅の耐力壁に適した平レンガ壁として設計されています。外壁の建材としてレンガが選ばれたのは、外観が魅力的なだけでなく、構造躯体の保護にも役立つからでした。また、内側の空気層によって蓄熱性と断熱性が高まる効果もあります。

詳細情報
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プロジェクト名Heritage Estate (中国、北京)
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建築家Fang Yunfei (清華大学)
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使用製品
Terca Gravita PHM
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竣工年2011