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スパイスの効いた建築

建築エージェンシー Nero の建築家は、ベルギーの Bruges Academy of Fine Arts の増築プロジェクトにあたり、1 種類のセラミック仕上げ材を屋根と外壁の両方に採用しました。有名なブルッヘのレース細工から着想を得て、線、平面、質感を組み合わせた魅力的な抽象パターンが構成されています。このパターンは、光や天候などの偶発的条件に応じて、生き生きとその印象を変えていきます。

建築エージェンシー Nero は、コンペティションを勝ち抜いて Bruges Academy of Fine Arts の増築プロジェクトを受注しました。Nero の建築家が提案したのは、この教育施設の中庭にある食堂の増築計画でした。

史跡の保護に配慮した設計

ブルッヘは、建築家の独創性が試される街です。歴史ある中心市街地はユネスコ世界遺産に登録されており、ブルッヘ市委員会は、市内で行われる建築工事に対して常に監視の目を光らせています。食堂の増築部分が、史跡である礼拝堂に近かったため、委員会から認可を得るまでに何度も協議を重ねる必要がありました。最終的な設計案では、中庭に木陰と緑を提供していた 2 本のリンデンの古木のうち 1 本がそのまま残されることになりました。新しい増築部分はこの古木を抱きかかえるような L 字型の平面となっており、新旧の建築が一体となって第 2 の中庭を作り出しています。

屋根瓦で魅力的なパターンを構築

施工性を考えて、現場で組み立てることができる鉄骨構造が採用されました。これにより、狭い敷地で建設作業のための空間を確保するという問題を回避できました。さらに、鉄骨構造では邪魔な柱を減らすことができ、広々とした内部空間を確保できます。建築家は、屋根と外壁の両方の仕上げ材を 1 種類に統一しました。天然素材を使ってほしいという委員会の要望に応えて、陶製の平瓦が採用されました。Wienerberger が用意したサンプルを検討した結果、つや消し瓦とグレイズ加工を施した瓦を組み合わせることになりました。瓦屋根と外壁タイルが意図した効果を生むように、屋根ふき業者に精密な図面を渡す必要があったため、Wienerberger カスタマー サービスが接合部の詳細図面を提供しました。

Koramic plain tile 301 を屋根と外壁の仕上げに使用したことで、新しい増築部分に現代的な個性を与えながら、周囲の歴史的建築物とも調和させることができました。

詳細情報
  • プロジェクト名
    Stedelijke Academy (ブルッヘ) – 食堂の増築 (ベルギー)
  • 建築家
    NERO、Tim Marlier、Lise Gruwez
  • クライアント
    Bruges Academy of Fine Arts
  • 使用製品

    Koramic plain tile 301 (青、青灰色、つや消しとグレイズ加工の混合)

  • 竣工年
    2014
Koramic 301 mix

屋根材

Koramic plain tile 301 (青、青灰色、つや消しとグレイズ加工の混合)